コンクール参加をお勧めする理由

昨日はブルグミュラーコンクールの曲を勉強していました。


私がコンクール参加をお勧めする理由。

それはコンクールが演奏力も精神面もググッと成長できる場所だから。

舞台で演奏すること、それは発表会もステップも同じです。人前で演奏するために暗譜はしっかりとか、ミスしないようにとか、その辺りももちろん同じです。

でも、コンクールは順位が付くものだから、「間違えずに弾く」のその先、「どうやったら伝わる演奏ができるだろう」「聴き手を納得させ、心震わせる演奏ってどんなだろう」と音楽の深いところを、妥協せずにもっともっとと追求できるんです。

そうやって演奏力がガツンと伸びます。


追求する過程は楽で楽しい事ばかりじゃありません。

なかなか思うようにならないと壁に打ち当たり、涙する日もあります。

子どもだから、日が迫ってるのについついサボっちゃってお父さんお母さんから愛ある叱責を受ける日もあるし、イライラしちゃって周りに当たってしまう日もあります。

そういう一見マイナスな日も、壁に立ち向かったという自信につながったり、やり遂げるために自分を支えてくれた人がいるという、愛情を感じたり、感謝することを学ぶことにつながります。

だから一見マイナスな事こそ、いいねいいね!チャンスだね!なのです。

そしてそういう経験が、その子の強さになります。

やっぱり何かを一生懸命やった経験がある人は、その後もちょっとやそっとじゃへこたれませんから。


そんな理由で私はコンクール参加をお勧めしています。

そういう学びをしてほしいから、結果より過程を重視しているんです。

音楽の道に進むつもりがないからと参加を見送るのはもったいない!

コンクールのレベルに達しているのであれば、成長のためにぜひぜひ挑戦してみてくださいね♪